1945年8月6日の広島、8月9日の長崎への米軍による原爆投下は日本国に甚大な被害を与え、多くの死者を出したばかりでなく、それ以上の膨大な数の被爆者を生み出しました。
世界初の実戦での原子力爆弾による被爆を受けた日本で反戦運動の中でよく歌われた歌。学校でも教えていたそうです。しかしながら最近はほとんど忘れられた存在となってしまっています。どうしてこうも忘れられたのでしょうか? それは左翼運動と関係があったからでしょうか? でも歌詞を読む限り、右翼も左翼も関係なく、原爆による被害を繰り返してはならないという強い気持ちが表現されているだけです。
1962年の映画、「ぶらりぶらぶら物語」の挿入歌として反核デモのシーンで女優の高峰秀子のアカペラで歌われてもいます。驚くべきことになんとプロテストソングの父、アメリカの良心、ピート・シーガーも日本語で、間に訳詩朗読を挟んで歌っていました。恐らくはアメリカのテレビ番組中で歌ったのだと思われます。
歌詞に、「三度(みたび)許すまじ原爆を」とありますが、日本は福島第一原発事故によって三度目の原爆で今度は自爆してしまったのではないでしょうか?
今後、より多くの方に、より現代的なバーjジョンで歌って欲しいという願いを込めて、ここに歌詞と動画を掲載します。
動画
アンサンブル・ヴェルソーの合唱
Pete Seegerが日本語で歌ってます!
原爆を許すまじ |
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作詞 浅田石二・作曲 木下航二 ふるさとの街焼かれ 身よりの骨うめし焼土(やけつち)に 今は白い花咲く ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を われらの街に ふるさとの海荒れて 黒き雨喜びの日はなく 今は舟に人もなし ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を われらの海に ふるさとの空重く 黒き雲今日も大地おおい 今は空に陽もささず ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を われらの空に はらからのたえまなき 労働にきずきあぐ富と幸 今はすべてついえ去らん ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を 世界の上に |
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