John Lennonが1969年10月にプラスティック・オノ・バンド名義でシングルとして発表した歌。麻薬の禁断症状を歌ってます。Cold Turkeyはそれを表すスラング(俗語)です。
麻薬を一度始めると止められなくなり、中毒になり、止めようとすると耐えられない苦しみを味わうそうです。John Lennonはじめthe Beatlesのメンバーはメジャーデビュー前にドイツのハンブルグへ巡業へ出たときに夜通し演奏する過酷の状況下で麻薬を服用して力を維持し、耐え抜いたと言われてますし、またメジャーデビュー後も密かに麻薬を使用して幻想的な音楽を作ったと言われています。世界のポップスの頂点に立った彼らが他のミュージシャンたちに与えた影響はこちらの面でも大きかったことでしょう。
John Lennonは自分が麻薬を絶つ過程で経験した苦しみをこの歌で表現しました。「麻薬は苦しいから手を出すな」というメッセージが込められています。歌のエンディングは苦しみ悶える叫びがしばらく続きます。迫真の演技です。
にもかかわらず、または、あまりにもリアル過ぎたため、イギリスでは放送禁止の憂き目に遭い、ヒットには結びつきませんでした。英国のナイジェリアとビアフラ紛争への介入、ベトナム戦争でのアメリカ支持に抗議して翌月、11月に英国女王へMBE勲章を返還する際にも、その理由の最後にこの歌がヒットしなかったことを、彼なりのユーモアとして最後に付け加えました。
ニューヨークでのライブも下にあります。
Cold Turkey/冷たい七面鳥 |
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作詞:John Lennon Temperature's rising Fever is high Can't see no future Can't see no sky My feet are so heavy So is my head I wish I was a baby I wish I was dead Cold turkey has got me on the run My body is aching Goose-pimple bone Can't see no body Leave me alone My eyes are wide open Can't get to sleep One thing I'm sure of I'm in at the deep freeze Cold turkey has got me on the run Cold turkey has got me on the run Thirty-six hours Rolling in pain Praying to someone Free me again Oh I'll be a good boy Please make me well I promise you anything Get me out of this hell Cold turkey has got me on the run Oh, oh, oh, oh |
訳詞:管理人 気温は上がり 熱も高い 未来が見えない 空も見えない 両足が重たく 頭も重い 赤ん坊に戻りたい 死んでしまいたい 冷たい七面鳥に捕まってしまった 全身が痛い 骨まで鳥肌 誰も見えない 放っといてくれ 両目は大きく見開き 寝ることも出来ない ひとつ確実なことは 急冷凍状態だってこと 禁断症状が僕を離してくれない 禁断症状から逃げられない 36時間も 悶えっぱなし 誰かに祈りながら もう一度自由にしてくれ いい子にするから どうか治しておくれ 何でも約束するよ この地獄から引っ張り出してくれ 禁断症状から逃げられない... あ〜あ〜 |
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ニューヨークライブの演奏 こちらの方がワイルドでノリが良いです 収録CD The Beatles Taxman REVOLUTION John Lennon Give Peace A Chance Power to the People Imagine Give Me Some Truth Happy Christmas Woman is the Nigger of the World Working Class Hero Paul McCartney Freedom Ebony&Ivory with Stevie Wonder |