社会問題をテーマに歌い続けている日本のフォークの神様、岡林信康が現代社会を監獄にたとえ、その中で満足している一般の人々に立ち上がるよう励ますように作って歌った歌。演奏スタイルはボブ・ディランのフォークロックの如しで、まさに和製ボブ・ディランといった様相を呈しています。
それで自由になったのかい |
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作詞:岡林信康 いくらブタ箱の臭いまずいメシが うまくなったところで ※ それで自由になったのかい それで自由になれたのかよ そりゃよかったね 給料が上がったのかい 組合のおかげだね 上がった給料で一体何を買う テレビでいつも云ってる車を買うのかい ※ あんたの云ってる自由なんて ブタ箱の中の自由さ 俺達が欲しいのは ブタ箱の中でのより良い生活なんかじゃないのさ 新しい世界さ 新しい世界さ しみだらけの汚ねえカベを きれいに塗りかえて モナリザの微笑みを 飾ってみたところで ※ そりゃよかったね 給料が上がったのかい 組合のおかげだね やっとあんたの息子も大学にやれるネ ドンドン出世してもらわなくちゃナ ジュータンでもしくかい ソファも入れるかい 冷たい鉄格子にカーテンでもかけりゃ こぎれいになったネ ブタ箱じゃないみたい ※ 今にあんたはきっと云い出すだろう 住めば都さ、ブタ箱も悪かない ジッとだまってりゃ そのうち出してくれるさ ※ あんたの云ってる自由なんて ブタ箱の中の自由さ 俺達が欲しいのは ブタ箱の中でのより良い生活なんかじゃないのさ 新しいお前さ 新しいお前さ |
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岡林信康の曲 くそくらえ節 おまわりさんに捧げる唄 手紙 戦争の親玉(日本語) |