プロテストソング・トピカルソングの傑作集We Shall Overcome
おまわりさんに捧げる唄
岡林信康

1970年代の日本のフォークの神様、、岡林信康が歌った警察を批判する歌。1976年に発表された第二集、「見る前に跳べ」に収録。

内容は、警察は私たちを危険から守っているのではなく、権力者に雇われて市民を監視し、言うことを聞かせるために働く、庶民の敵だと説明している。 具体的な例を上げながら痛烈に警察の本質を暴いている。 半世紀前の内容だが、本質は今でも十分に通じる。

かつては列車の車両に備え付けられたトイレは、線路の上にそのまま便をする仕様だった。 なので、停車中は使用してはならないと書かれていた。(写真元)

歌詞の中でつぎの部分。ここはまさにそのとおりで、一度利権構造が出来上がって美味しい思いをして生活始めたらその環境を変えたいとは思わない。逆に、その恩恵に恵まれない人たちはこの体制を転覆させない限り自分たちが住みやすい社会は作れない。

お偉い方は ハエが出たって知らん顔さ そりゃそうだろう、甘い汁を吸うには世の中変わっちゃ 都合が悪い。くみ取り式のまんまで放っておきたいようなもの。だからあんたを使ってハエを追わしてる。甘い甘い 汁を吸ってる お偉い方の用心棒にあんた達は雇われている。あんた達は 飼われてるのさ、だけど、だけどあんたに言っておきたい事がある。あんたがそうして生きてゆけるのもおえらい方が俺達から取ってく 税金のおかげさ

だから、日本の国会で野党の議員がどんなに「国民のため」と叫んでも、今の状況を変えたくは無いであろう。 野党であっても議員は議員。たっぷり高給もらって生きているので、その状況をあえて変えたくはないはず。

日本の政治の主流からはずされているれいわ新選組を他の野党が嫌って、仲間に入れようとしない本質的な理由はそこにあるのではないだろうか。れいわ新選組は既成の政治システムにはなじまない、邪魔な存在だと思われているのだ。

この動画では、フォークコンサートに紛れ込んで監視をしている私服警官に向けて歌っている。

おまわりさんに捧げる唄

作詞:岡林信康

おまわりさん、前からあんたに
言いたかった事が あるのさ
世の中を 良くしたいんだと
命かけた まじめなあんた
だけど、だけどあんたの やってる事はまるで
くみ取り式の便所の仕組みは 放ったらかしに しておいて
出て来たハエを 一生懸命追ってるようなものさ
お偉い方は ハエが出たって
知らん顔さ、そりゃそうだろう
甘い汁を吸うには世の中変わっちゃ 都合が悪い
くみ取り式のまんまで 放っておきたいようなもの
だからあんたを使ってハエを追わしてる
おまわりさん、あんたがまじめに
働らけば働らいただけ
世の中悪くなる、どんどん悪くなる気がする

おまわりさん、知っているかい
汽車に乗って旅行をすると
ある所じゃ車内放送でこんな事を言ってるんだよ
線路の、線路のそばに 家がたくさんあるので
ここから先の 汽車のトイレは 使わぬように
タレタレ流しのトイレだから付近の人がとっても困る
おまわりさん、あんたがそこで
したくなれば、きっとするだろう
だけどいつもあんたの やってる事はまるで
ガマン出来なくてトイレに行く人 とっつかまえて
タレタレ流しのトイレの仕組みは
直させようとしないようなもの
おまわりさん、あんたがまじめに
働らけば働らいただけ
世の中悪くなる、どんどん悪くなる 気がする

甘い甘い 汁を吸ってる お偉い方の用心棒に
あんた達は 雇われている
あんた達は飼われてるのさ
だけど、だけどあんたに言っておきたい事がある
あんたがそうして生きてゆけるのも
お偉い方が 俺達から取ってく 税金のおかげさ

おまわりさん、そのくせあんたは
くもの巣さ、役にも立たない
チョウチョや、
チョウチョやトンボは待ってましたと捕まえられるけど
トンビやカラスは平気な顔してぬけてゆく
そりゃそうだろ、犬が主人に噛み付きゃ、えらいこった
おまわりさん、言ってやろうか
あんただって便所のハエさ
あんたがまじめな事は よく分る
おまわりさん、俺の心にも
あんたと似た ところがあるさ
だけどそれでは きっとダメなんだ、そうだろう

それで自由になったのかい
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