在日コリアンである白竜が、ロックシンガーだった時代に発表した、広島・長崎,への原爆投下をテーマにした曲。 効果音も入り、8分にも及ぶ力作。 三枚目のアルバム「サード」に収録されていた。 「そんな昔の話じゃない」のことばが、すでにこのことを忘れてしまっているような日本人に警笛を鳴らしているようだ。原発事故が起こった2011年以降は特にそう感じられる。
グラウンド・ゼロとは「爆心地」という意味。 2001年のニューヨーク同時多発テロのときにこの言葉が頻繁に使われたが、その場合は爆弾ではなかったので、新しい使い方だと思う。 こちらの「グラウンド・ゼロ」の方が私たちにとってより何倍も重要である。 日本人はどうしてこんなアメリカの言いなりにしかならないのだろうか。 前代未聞の原発大事故のあとも原発をあきらめようとせず、自分たちの利権を守るため、ウランを買い続けてアメリカの軍需産業に貢献し続ける日本政府を見ながらつくづく思う。
広島・長崎で被爆してアメリカの「人体実験」に協力し、今回更に福島で自ら被爆してまた「人体実験」されている日本とはどんな国なのか。
グラウンドZERO
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鳥のさえずり大空に響きわたり 不気味な静けさ町に漂う 海には地球の鼓動がうねり 神の予告なしのノアの箱舟もない * グラウンドZEROヒロシマ グラウンドZEROナガサキ そんな昔の話じゃない そんな昔の話じゃない 乳飲み子を抱えた母親はすでに生き絶え 泣き叫ぶ子どもの声が崩れた町に響く 血で染まった赤い河、屍で埋まる町の広場 繰り返される悲劇、悪魔に魅入られた町 *くり返し×2 狂った知性、文明のトリップ 人もおごり、人もうぬぼれ *くり返し×2 |
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