1980年5月18日に韓国の全羅南道、光州/광주市で始まった光州人民蜂起。ここで軍事クーデターを起こした全斗煥/전두환の指揮下に、韓国軍兵士たちによる市民たちへの無差別虐殺が行われ、大勢の人々が犠牲になった。この中には結婚を誓い合った男女、ユン・サンウォン/윤상원とパク・キスン/박기순が含まれていた。一年後に演じられたこの二人テーマにした舞台ミュージカルのフィナーレを飾る歌として作られた。そして大学生を中心とした反政府運動で士気を上げるためによく歌われた。
(←日本語版のショート動画)
そして、光州人民蜂起の犠牲者追悼式典でテーマソングのように歌われるようになった。式典の最初に全員で斉唱していたが、イ・ミョンバク/이명박大統領になった翌年、2009年からパク・クネ/박근혜大統領の2016年まで、斉唱ではなく、合唱団が歌い、希望者だけが一緒に歌うという形式に変えられた。パク・チョンヒ/박정희軍事独裁政権の流れを汲む政権2人の大統領はこの歌を嫌っていたようだ。
2017年にムン・ジェイン/문재인大統領の登場とともに斉唱が復活した。これがその様子である。
임을 위한 행진곡
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작사 황석영 작곡 김종률 사랑도 명예도 이름도 남김없이 한 평생 나가자던 뜨거운 맹세 동지는 간데없고 깃발만 나부껴 새날이 올때까지 흔들리지 말자 세월은 흘러가도 산천은 안다 깨어나서 외치는 뜨거운 함성 앞서서 나 가니 산 자여 따르라 앞서서 나 가니 산 자여 따르라 |
作詞 ファン・ソギョン 作曲 キム・ジョンユル 愛も名誉も名前も残すことなく 一生進んでいこうという熱い誓い 同志はどこかへ去り旗だけはためいてる 新しい日が来るまで、揺らいだりはしない 歳月は流れても山河は覚えてる 目覚めて叫ぶ熱い喚声 俺が先に進むから、生きた者よ、ついてこい 俺が先に逝くから、生ける者よ、ついてこい |
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当サイトではおなじみのパギやんこと趙博 が 2番を日本語にして歌った。
韓国を代表するプロテスト・シンガー、アン・チファン/안치환 서영은/ソ・ヨンウン 光州人民蜂起へ 当時良く歌われた歌 5月の歌2 根っこ派/뿌리파 我等の願い/우리의 소원 日本で話題になった歌 白竜の光州City |