冤罪により獄中生活を余儀なくされた無実の人々を追いかけてドキュメンタリー映画を作っている 金聖雄 監督が、冤罪逮捕で有名な狭山事件、布川事件、足利事件、袴田事件などの被害者を取材したドキュメンタリー映画、「獄友(ごくとも)」のテーマソングとなった。 たとえば、1963年5月1日、埼玉県 狭山市で起きた 女子高生誘拐殺害事件(狭山事件 jWIKIPEDIA) の殺人犯として逮捕された 石川一雄 氏は翌年には地裁で死刑判決が下され、その後冤罪を主張し、77年に無期懲役が確定。その後 32年間の獄中生活を強いられた末に1994年に仮釈放されたのだ。
真実・事実・現実 あることないこと |
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| 作詞:谷川俊太郎 ほんとをうそにするのはコトバ うそをほんとにするのもコトバ コトバはヒトのつごうでかわる うそがほんとのかめんをかぶり うそのすがおはやみのなか 一つしかない『真実』 言葉で二つの「事実」に分裂 ほんとの事実と代わりの事実 二つの事実が言葉のおかげで<現実> それがじりじり侵し始める真実 黒なのか白なのか 天は知っているはず 地だっておそらく知っている でもおのれはどうか 他人の言葉の綱に絡め取られて 自分の言葉がもがいている なかったか あったのか なかったことがあったとされて おぼえていることわすれさられ あることないことこんぐらかって ほんとのほんとはどこにある ほんとのほんとはどこにある 生まれたばかりの真っ白な雪が 夜 人間たちの足跡で汚れていきます 朝 どれが自分の足跡なのかも分からないほどに そんな現実からいくつもの事実へと いくつもの事実へとさかのぼり 遂にただ一つの真実に至る道は 信じて夢見ることから始めるしかない 信じて夢見ることから始めるしかない 信じて夢見ることから始めるしかない 信じて夢見ることから始めるしかない ほんとをうそにするのはコトバ うそをほんとにするのもコトバ コトバはヒトのつごうでかわる うそがほんとのかめんをかぶり うそのすがおはやみのなか うそのすがおはやみのなか うそのすがおはやみのなか うそのすがおはやみのなか |
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