We Shall Overcome
ダッ！ダッ！脱・原発の歌
制服向上委員会

2011年6月11日には日本全国で脱原発デモが行われたが、デモ出発前は大いに盛り上がった。9月にも二度大規模なデモが行われ、9月19日の明治公園には6万人が集まった。ユーチューブに動画がたくさんアップされている。

その中でもアイドルグループ、制服向上委員会が脱原発ソングを歌って話題になった。6月デモのスタート時の集会でも歌っている。その歌がこの「ダッ！ダッ！脱・原発の歌」。

8月15日にシングルとして発売されている。なんとカップリングも「原発さえなければ」という反原発ソング。歴史の長いアイドルユニットによるプロテストソングは画期的だ。このような反原発ソングを歌うことによって今後制服向上委員会がテレビから排除されないか心配になってしまう。まあ、すでにテレビにはほとんど出ない状態が続いていて去年の暮れに活動再開したということなので、もしかしたら新しいアイドルの活動の方向性を示すために再び現れたのかもしれない。この歌の前にも地上デジタル放送化に関する曲も歌っている。

清く明るく純粋に、痛烈な歌詞を歌って踊る制服向上委員会。あくまで歌って踊っているメンバーたちは自分の意思というよりはプロダクションに歌わされていると言うべきだが、プロダクションがこのアイドルグループをどのような活動方針で売っていくのか気になるところだ。プロデューサーはなんと「頭脳警察」のPANTAである。歌ってる女の子たちも、練習しているうちに原発問題に関心を持って、本気で歌っているのだろうと思う。普通の芸能人にはできない芸当だからだ。

さて、売り上げ一枚あたり福島県の酪農家の皆さんに300円を制服向上委員会が直接届けるといわれ、内閣総理大臣宛の原発停止・廃止署名台紙も入っているというこの曲のシングル盤、売れ行きはどんなものだろう？今年の紅白に出れるように働きかけましょう、みなさん！

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