さだまさしが2022年6月1日に発表したアルバム「孤悲」で発表した曲。 実際には緊急事態宣言が発令された3日後の2020年4月10日、彼の誕生日記念で開催したYOUTUBEとLINEのライブで初披露された曲。
緊急事態宣言を受けてこんなにすぐに曲を作って発表するとは、さすがである。本人が言うには、完全な曲にはなっていなかったとのこと。そして、そのときの気持ちを歌っただけで、音源として発表するつもりはないとも言っていた。
毎年、毎年、コンサートしながら生きているさだまさしが、新型コロナ感染症のパンデミックによりコンサートを開けずに過ごしていた中、インターネット上のライブというのは重要なイベントだった。 そのときの時間的な余裕もあってか、素晴らしい、タイムリーな曲が完成した。
歌詞の内容は、コロナ感染に気をつけて、命を大切にしろと聞くものに諭し、それでも休めない生活インフラや医療を支える人々、そして日本人全員を応援する内容である。さだまさしはこの新型コロナ感染症を、姿の見えない宇宙人が攻めてきたと考えて、不要不急の外出をしないという戦いくらいは誰もができること、1ヶ月我慢すれば終わると思っていたそうだ。
歌唱のみを切り取った動画
緊急事態宣言の夜に |
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作詞:さだまさし 緊急事態宣言の夜に 様々に思い悩んだ末に 一筆啓上仕る 乱筆乱文御免蒙る お前のお袋死なせたくないんだ ほんとに誰も死なせたくないんだ 俺たちがウィルスに冒されないことだ 今何よりそれが俺達の闘い 元気なようでも罹っているらしい 今度の悪魔はまことに嫌らしい ウィルスを周りに撒き散らさぬように 自分を疑え、まず自分を疑い給え 家を出るな、もっと臆病になれ 出ないで済むなら決して家を出るな でも出なきゃいけない仕事がある 警察 消防 郵便 宅配 コンビニ 薬局 スーパー 自衛隊のみんな 生活インフラ護る人達に 感謝を捧げて無事を祈るばかり 頑張れってありがとうって ありがとう 頑張ろうねって ふとすれ違う見知らぬ誰かにも 嫌いなあいつも好きなあいつにも 大切な命が必ずあるだろう ほんとに誰も死なせたくないんだ 仕事失ってみんな悔しい どうにか生きてくれと祈るばかり 文句を言うのは生き延びた後だ 手を洗え手を洗えとにかく手を洗え 身勝手な人からクレーム受けても 黙々と黙々と黙々と 人のために今日も闘ってくれてる ゴミ処理 銀行 水道 電気 ガス 公共交通機関のみんな お医者も看護師も 命懸けで 医療に関わる人達全てに ありがとうしか言葉にならない ありがとう 頑張るからねって お前のお袋死なせたくないんだ 大切な人を亡くしたくないんだ 今ひとつになろう ひとつに 頑張れ 頑張れ 頑張れ 病院 頑張れ 頑張れ 頑張れ 子育て 頑張れ 頑張れ 頑張れ 老人 頑張れ 頑張れ 頑張れ 若者 頑張れ 頑張れ 頑張れ ニッポン 頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ |
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