看護師からミュージシャンになったうぴ子は自作自演で歌い方が中島みゆきを彷彿させることから「令和の中島みゆき」との異名を取っていで、メッセージ性の強い歌を発表し続けている。
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この歌は、SNSを通して誹謗中傷をして特定の個人を苦しめ、最終的に死に追いやる行為を「指先で人を殺す」と表現し、そのような行為をする人を批判している。。
歌詞では人が自分の鬱屈した気持ちを解消するために他人を文字や言葉で傷つけることを暴力と断じているが、ミュージックビデオを見ると、その誹謗中傷している人もまた不幸なのだということが伝わってくる。
世界中で問題となっている「誹謗中傷」「アンチ」「ネットいじめ」 は誰でも被害者や加害者になってしまう恐れがあり、決して他人事ではない。この歌は自分もいつか「人殺し」に加担したり、逆にその被害を被ることがあるかも知れないということを深く考えさせてくれる。
匿名の檻(人殺し) |
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作詞:うぴ子 デリカシーもクソもない世の中になったよ 指先で人が殺せる時代になったよ 代償は必ずお前に返ってくるから せいぜい楽しみに待っときな 「匿名」という名の檻の外から 振りかざされた刃たちは容赦なく私を斬り刻んだ あなたには「大切な人」はいますか? 自分よりも「大事な人」はいるでしょうか? いとも簡単に傷つけたあの子も 確かに誰かにとっての「大事な人」だったのに デリカシーもクソもない世の中になったよ 指先で人が殺せる時代になったよ 代償は必ずお前に返ってくるから せいぜい楽しみに待っときな 見せてくれよ 誰かの血で染まったその両手を 見せてやろう 傷ついて血まみれの心を これ以上ダサい卑怯者にならないでよ 手遅れになる前に 事の真相は誰にもわからないのに さも全てわかったような顔をして 吊るし上げて一斉に袋叩きにする それを暴力と思わない 腐った脳みそこそが「暴力」である 救いようのない惨い世の中になったよ 手を下さずに人が殺せる時代になったよ 目を背けんな 裁かれることのない重罪に 常識も慈悲もないお前らに 表現の自由とか馬鹿げた思想を語る権利はない 人殺し 見せてくれよ 黒く汚れきったその両手を 見せてやろう 消えてしまいそうな心を 罪のない命に終止符を打たせないでよ 気づいてくれよ |
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公式歌詞動画 翼の折れた弱き戦士たちよ 喉を焼く |