プロテストソング・トピカルソングの傑作集We Shall Overcome
前のページへトップページへClick Here!Haraboji & Aboji/おじいちゃんと父ちゃん
PM KENOBI (featuring Moment Joon)

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PM Kenobi は日本を拠点に活動するラッパーであり、在日コリアンとしての家族史や社会的背景を作品に深く刻む表現者である。 "Haraboji & Aboji"は、彼の祖父(Haraboji/할아버지)と父(Aboji/아버지)の人生を軸に、自身へと連なる三世代の歴史を描いた楽曲である。

祖父が済州島出身であること、戦争や貧困を経験した世代の痛み、そして父が大阪・生野で在日として生き抜いてきた現実が、具体的なエピソードとともに語られる。

曲は単なる家族紹介ではなく、在日コリアンとしてのアイデンティティの継承と葛藤を主題としており、個人史が社会史と重なる構造を持つ。 客演の Moment Joon とともに、差別、疎外、誇り、連帯といったテーマを重層的に表現し、日本語ラップにおいても稀有なほどパーソナルかつ社会的な作品となっている。家族の歩みを語ることで、自身の存在の根拠を問い直す姿勢が強く表れた楽曲である。

歌詞の中に韓国語が一部入っているがあまり意味はない。嘆き、怒りの言葉である。リ・アンソン は 井筒和幸監督、2005年公開の映画「パッチギ(박치기/頭突き)」に登場した朝鮮高校の番長の名前。

Haraboji & Aboji

作詞・作曲 PM Kenobi

アイゴー、チュッケッタ
(아이고 죽겠다:なんてこった、死にそうだ)

じいちゃん出身済州島
俺は行ったことないけど
一度マイクを持つと
孫の次男坊ベスト
親父は出身生野
抜け出してきた環境
ひとたびマイクを持つと
息子次男坊ベスト

ルーツは韓国済州島 (じいちゃん)
そっから大阪生野(おとん)
商売人のマインド
口癖やったら毎度(おおきに)
それが俺に流れている血
赤さは鶴橋キムチ
先祖は大事にしなさい
毎回のチェサは欠かさない

高校の時の彼女の父ちゃん
在日嫌いで気まずかった
俺がいない時後で聞かれてた
「お前の彼氏は在日か?」
日本人でも韓国人でもないような
俺は一体何者
日本社会の腫れ物
俺ラップでパッチギ リ・アンソン

戦時中のこと話したがらない
兄弟たくさん失った
豚小屋のエサで空腹満たした話を
笑いながらしてた
厳しくて怖かった
兄貴とよく怒られた
そんなじいちゃん死んじゃった
兄貴葬式で泣いてた

くりかえし

祖父の出身、
北朝鮮戦争で捕虜になったら
南で釈放
Was it a curse? Was he chosen?
そんなじいちゃんに
育てられたからオヤジも
Traumaだらけなのも当然
上京して、成功して、結婚して、
生まれた俺
植民地、
軍事独裁がオヤジに言わせる
「ハシゴに登れ」uh

俺は登るより作るタイプ
受験勉強より作るミックステープ
オヤジは心配してた だいぶ
だから뭐 씨발 俺は抜けていく
生きるために選んだラップが
彼の目には間違った道
去年帰ったらいちいち
ショックていうか
未だに振ってくる暴力

あざだらけの腕で戻る
関空迎えに来てくれた俺の半分
彼女、婚約者人種、言葉違っても
「家族になる」
言ってくれるマーシャ
チェサは行かない断ち切るから
子供も産まない
でも下にあげない愛、
横にあげるShout out Fisong
「誰にルーツが選べる」

それでも家族になったシバさん
網膜剥離
血も違うし苗字も
金、朴、李じゃないけど俺が
彼の目になる
ケノビのオリエンタルなビート
誇りとかルーツのこと?良いよ
俺のルーツは血、
キムチよりロザリオで繋がる
十字架の父 How about that

くりかえし
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PM Kenobi SOLO version

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