この曲はイギリスのビジュアル系パンクバンド、カルチャー・クラブ/The Culture Club が1984年に発表したアルバム、 Waking Up with the House on Fire からシングルカットされた。
このミュージックビデオは100万ポンドかけて作られたそうだ。 アメリカでは17位止まりだったが、アイルランドでは1位、母国イギリスでは2位になり、他のヨーロッパでもトップテンヒットとなった。
歌詞の最初が WAR IS STUPID、戦争は愚かだと始まる。 その他の歌詞がどうであれ、このワンフレーズで リードボーカリストの ボーイ・ジョージの意気込みが分かるものだ。 カルチャー・クラブといえば ビジュアル重視のニューロマンティック系ロックバンドの代表格で政治との結び付きが最も希薄な路線を進んでると思われていたからである。
それでも女装で同性愛的なスタイルを売りにしていた分だけ、社会的には色々と差別されたり、殺害予告を受けたりして成功への道はとても厳しかったそうである。そんな中で政治的メッセージにたどり着くのは当然のことだろう。
特に同性愛者が尊重される社会というのはやはり何と言っても争いのない、平和な社会が前提と成るのだ。 最近、ようやくLGDB が社会的に受け入れられるようになったが、彼らが活躍した80年代にその狼煙を上げたミュージシャンだと言えるかも知れない。
この曲のシングルのB面には発売国ごとに フランス語、イタリア語、ドイツ語、そして日本語のバージョンがそれぞれ収録された。 英語版でも最後のアドリブ的なところで「戦争反対」と日本語で歌っている。しかしながら日本ではヒット曲とはなり得ず、日本語バージョンを聞いたこともなければ、今のネット上でさえも見つけられないのはとても残念である。日本語バージョンの歌詞が見つかったらぜひこのページに追記してご紹介したいと思う。
The War Song
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作:Mikey Craig, Boy George, Phil Pickett & Roy Hay *War war is stupid and people are stupid And love means nothin in some strange quarters War war is stupid and people are stupid And I heard them banging on hearts and fingers War! People fill the world with narrow confidence Like a child at birth, a man with no defence What's mine's my own I won't give it to you No matter what you say No matter what you do **Now we're fighting in our hearts Fighting in the streets Won't somebody help me Repeat * Man is far behind in the search for something new Like a Philistine we're burning witches too This world of fate must be designed for you It matters what you say, It matters what you do Repeat ** & * After the bird has flown He walked ten thousand miles back home You can't do that to me, no you can't do that to me You can't do that to me, no, you can't do that to me Repeat ** & * In this heart of mine, I'll find a place for you For black or white, for all the children, too Repeat ** & * Repeat * (FADE OUT) No more war Said no more war Said war I said war Senso hant-ai Senso hant-ai |
訳詩:管理人 戦争、戦争は愚かだ、人々は愚かだ ある奇妙な区域では愛が意味を成さない 戦争、戦争は愚かだ、人々は愚かだ 彼らが心と指を叩く音が聞こえる 戦争! 人々は世界を狭い了見で満たす 生まれたばかりの何の防御もできない赤子のように 私のは私の物、君達にはあげないよ 君たちが何を言おうと 君たちが何をしようと 我らは今心のなかで戦っている 路上で戦っている 誰か僕を手伝ってくれないか * くりかえし 男は何か新しいものを探すには遠すぎる ペリシテの住民のように魔女を火炙りにしてる この運命の世界は君たちのために設計されている 君が何を言うかが問題だ 君が何をするかが問題だ ** 、* くりかえし 鳥が飛び去った後 彼は一万マイル歩いて家へ帰った それを僕にはさせられない、いや、させられない それを僕にはさせられない、いや、させられない ** 、* くりかえし この僕の心のなかに君の居場所を探そう 黒人にも白人にも、すべての子供達にも ** 、* くりかえし 戦争反対 |