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プロテストソング・トピカルソングの傑作集We Shall Overcome
We Are The World/ウィー・アー・ザ・ワールド
U.S.A for Africa
(United Support of Artists for Africa)

ツイート 2010年バージョンを東日本大震災用の動画に作った人がいます。

1985年にアフリカ・エチオピアの飢餓救済のために全米の有名アーティストたちが集まって録音し、チャリティー・レコードとして発売、爆発的な売上を記録した曲。1984年にイギリスのアーティストが集ってBAND AID名義で発表した"Do They Know It's Christmas?"のアメリカ版。ユニット名は"United Support of Artists for Africa (アフリカのために団結したアーティストたちの支援)"と、米国の略称USAを上手く使って作られました。この1曲のために総勢51人のアーティストが参加しました。

この曲とアルバムアルバムの収益は全てアフリカ大陸はエチオピアの飢餓救済のための寄付金となりました。当時エチオピアは干ばつに襲われ、数多くの餓死者が発生していました。その姿を実際に見てきた Harry Belafonte が呼びかけ、Michael JacksonLionel Richie が作詞・作曲を担当し、一箇所に集まった大勢の歌手が Quincy Jones の指揮のもとに歴史的な録音を完成させました。特にMichael Jackson, Stevie Wonder, Bruce Springsteen, Ray Charles らが個別でも録音に貢献し、印象深いパフォーマンスを繰り広げています。

このキャンペーンに続いて主要都市で行なわれたライブエイドでも、7月のフィラデルフィア公演にて再現されています。

アルバムには同曲の他、カナダのアーティストたちによる"Tears Are Not Enough" とその他、PRINCEPeter Cetera などの曲も収録されました。

1985年3月に発売された、当時の人気スーパースターたちの夢の共演となったこの曲は、1985年だけでシングル750万枚、アルバム300万枚のセールスを記録し、メイキング・ビデオを含むこのプロジェクトの収益は最終的に6300万ドルとなりました。2004年に20周年記念DVDが発売され、こちらも売れ行きが好調です。
動画の下へ続く

USA for Africa
DAN AYKROYD, HARRY BELAFONTE, LINDSEY BUCKINGHAM, KIM CARNES, RAY CHARLES, BOB DYLAN, SHEILA E., BOB GELDOF, HALL & OATES, JAMES INGRAM, JACKIE JACKSON, LA TOYA JACKSON, MARLON JACKSON, MICHAEL JACKSON, RANDY JACKSON, TITO JACKSON, AL JARREAU, WAYLON JENNINGS, BILLY JOEL, CYNDI LAUPER, HUEY LEWIS & THE NEWS, KENNY LOGGINS, BETTE MIDLER, WILLIE NELSON, JEFFREY OSBORNE, STEVE PERRY, THE POINTER SISTERS, LIONEL RICHIE, SMOKEY ROBINSON, KENNY ROGERS, DIANA ROSS, PAUL SIMON, BRUCE SPRINGSTEEN, TINA TURNER, DIONNE WARWICK, STEVIE WONDER, QUINCY JONES

MOVIE 収録アルバム:We Are The World (1985)

We Are The World / 我らは世界
作詞:Michael Jackson & Lionel Richie

There comes a time
When we heed a certain call
When the world must come together as one

There are people dying
And it's time to lend a hand to life
The greatest gift of all

We can't go on pretending day by day
That someone, somewhere will soon make a change

We are all a part of god's great big family
And the truth, you know, love is all we need

CHORUS:
We are the world, we are the children
We are the ones who make a brighter day
So let's start giving

There's a choice we're making
We're saving our own lives
It's true we'll make a better day just you and me

Ah send them your heart
So they'll know that someone cares
And their lives will be stronger and free

As god has shown us
By turning stones bread
So we all must lend a helping hand

CHORUS

When you're down and out,
There seems no hope at all
But if you just believe
There's no way we can fall

Wow wow, let us realize
That a change can only come
When we stand together as one

CHORUS (Repeat & Fade)
訳詩: ポール・キム

ある声に耳を傾ける時
世界が一丸となる時が来た

人々が死んでゆく
命のために手を貸す時だ
全ての中で最大の贈り物

これ以上毎日を
自分をだましては過ごせない
誰かが、どこかで解決してくれるだろうと

僕らはすべて神の大きな家族の一員
真実は、すべての人に愛が必要だ

CHORUS:
僕らは世界、僕らは子供たち
僕らが明るい明日を作るのだ
さあ今こそ始めよう

私たちが選択する
自らのいのちを救うことなんだ
本当さ、住みよい世界を作るのさ
君と僕で・・・

君の声を彼らに届けなさい
彼らを心配している人々がいると
彼らも力強く、自由になれる

神が石をパンに変えて
示してくれたように
みんなで救いの手をさしのべなければ

REPEAT CHORUS:

君が落ち込んで
何の希望もなく思えても
負けるはずがないと信じれば

ああ、変化は必ず起こることに
気づきましょう
僕らがひとつになって立ちあがれば

REPEAT CHORUS:フェードアウト
YOUTUBE動画

上から続く
この曲はエチオピア国民の飢餓救済のために多くの寄付金を作り出しましたが、"Do They Know It's Christmas?"と同様に問題はあります。特に歌詞の内容からしても、このユニット名が象徴しているUSA=アメリカ合衆国が世界をリードし、エチオピアを救済するという、「正義の味方・アメリカ」を印象付けるのに一役かっています。

ルーツをアフリカ大陸に持つ黒人アーティストたちのパワーが炸裂しているのが目立つ中で白人歌手もがんばっているように見えますが、個人的な考えとして、白人歌手はこの歌に参加することで売名しているように思えてしまう面があります。あるいはキリスト教思想の博愛主義に根差した慈善事業的な考えでの行動でしょう。

これだけの数のアーティストが一堂に会せたのも、この収録がアメリカン・ミュージック・アワードという大音楽イベントのあとであったからということで、誘いがかかれば比較的簡単に参加できる状況だったのです。実際に、このプロジェクトに誘われなくて残念がっていたアーティストもいたと言います。 しかしながら、忙しいスケジュールの合間を縫って、夜を徹しての録音作業に精力的にみんなで取り組んだということは素晴らしいことであったと認めたいと思います

George HarrisonBob Dylanを誘って1970年代に行なったバングラデッシュ・コンサートをはしりとするこの形態のチャリティーは、相次ぐテロによって世界の状況が激変してしまっている今日、新しい形を模索するべきでしょう。

そんな中、ハイチの大地震に対するチャリティで、2010年のグラミー賞授賞式の後で新たなWe Are The Worldが25年ぶりに録音されました。ライオネル・リッチークインシー・ジョーンズも引き続き参加。We Are The World -25 for Haitiはバンクーバー・オリンピックの開会式にて3Dアニメで公開されました。